プログラミングがたまらなく好きだというプログラマも少なくありません。さらに、プログラマが仕事に求めるもののひとつに「やりがい」をあげる人もまた、少なくありません。プログラマに限らず、仕事に「やりがい」を求める人が増えています。1日の大半が仕事をしている時間であることを考えれば、やりがいのある仕事で人生を充実させたいと思うのもうなずけますね。「やりがい」と「収入」、どちらも理想通りであるのがベストですが、どちらかを天秤にかけたとき、「収入」や「ステータス」を優先する人ばかりではないのです。もちろん、価値観は人それぞれで、どちらがいいということではありません。
ところで、仕事の「やりがい」とは具体的にどんなことでしょうか?プログラマはものづくりをする技術者。ひとつは、自らが開発した!と胸をはっていえるものをつくりたい。という欲求を満たせることも、やりがいのある仕事といえるでしょう。もうひとつは、開発プロジェクトの中で関わる深さではないでしょうか。プロジェクト全体の中のほんの小さな部分を細切れに担当するのではなく、積極的な関わり方をすることでプロジェクト自体に思い入れも強くなり、より大きな達成感と存在感を得ることで結果やりがいにつながります。
大企業で扱う開発案件は規模も大きく、完全に組織化されていることがほとんど。大企業に勤めるプログラマは関わるプロジェクトは大きいものの実際に関わる部分はごく一部です。数ある小さな歯車のひとつとして小さな部品をつくることが多いのが、大企業のプログラマです。これに対し、中小企業やベンチャー企業は、案件の規模はそれぞれだがプロジェクトの中で担当する範囲が格段に広がる場合が多くあります。組織が小さい分、一社員の声も社内全体に伝わりやすくなります。
大企業勤務で十分な年収を得る優秀なプログラマが、ベンチャー企業などの中小企業へ転職するのはこういった魅力によるものでしょう。もちろん、優秀であればあるほど、大企業以上の年収をベンチャー企業が提示して引き抜く、ヘッドハンティング形式の転職もありえます。
できるプログラマは、なぜわざわざ同業他社へ転職していくのでしょうか?プログラマという職種ならではの、同業他社への転職事情と成功事例を紹介します。一定レベルのプログラミングスキルを持ちながら、今の会社で悶々としているぐらいなら、キャリアアップの手段として同業他社への転職を検討してみる価値はあるかもしれないですよ!
「転職で年収アップなんて、そううまくいくのかね」と思ったあなたも、プログラマですよね?もし違う業界の方なら、確かに転職で年収アップを狙うのは厳しい道のりかもしれません。しかし、プログラマは違います。プログラマは専門知識を持つ技術職で、誰にでもできるものではなく、企業からの需要も豊富です。プログラマなら転職で年収アップは十分可能です。
「フリーランスとして堅実なスタートを切りたい!」そうお考えなら、独立のタイミングを図りましょう。独立にふさわしいタイミングは、まず3年以上実務経験を積んだあと。そして独立後すぐに仕事を始められるように案件獲得の経路を確保しておくこと。ほかには、軌道に乗るまで安心できるように貯金をしておくことも大切です。